<Header>
<Author: 王勃>
<Title: 滕王閣>
<Format: 七言古詩>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 滕王閣>
<BookPage: 52>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
滕王高閣臨江渚，
珮玉鳴鸞罷歌舞。
畫棟朝飛南浦雲，
珠簾暮捲西山雨。
閒雲潭影日悠悠，
物換星移幾度秋。
閣中帝子今何在，
檻外長江空自流。
<End Poem>
<Translation>
滕王の建てた高閣は、巍然とそびえて漳江のなぎさに面している。しかし、そのころ、佩玉を帶びた貴人の群れや、鸞の鈴を鳴らして往來した車馬のすがたはなく、歌姬がうたい、踊り子が舞いおどった榮華の夢は跡方もない。朝ともなれば、美しく色どった棟に、南の入江から湧きたった雲が飛びかよい、夕ともなれば、朱塗りの簾をまきあげて、ただ西の山にけぶる雨を眺めるだけのこと。 
しずかに浮かぶ雲、潭にたたえた水の色、毎日毎日はてしなく、のんびりしている。しかし萬物はかわってゆき歳月は流れ、あれから、もう何年たったことだろう。この閣の主人であった帝の御子は、今はどこにおいでになっているか。闌杆のかなたに見える大川だけは、あいかわらずいっさいに無關心にむなしく滔々と流れている。 =
<End Translation>
<Formatted Translation>
滕王の建てた高閣は、巍然とそびえて漳江のなぎさに面している。
しかし、そのころ、佩玉を帶びた貴人の群れや、鸞の鈴を鳴らして往來した車馬のすがたはなく、歌姬がうたい、踊り子が舞いおどった榮華の夢は跡方もない。
朝ともなれば、美しく色どった棟に、南の入江から湧きたった雲が飛びかよい、
夕ともなれば、朱塗りの簾をまきあげて、ただ西の山にけぶる雨を眺めるだけのこと。 
しずかに浮かぶ雲、潭にたたえた水の色、毎日毎日はてしなく、のんびりしている。
しかし萬物はかわってゆき歳月は流れ、あれから、もう何年たったことだろう。
この閣の主人であった帝の御子は、今はどこにおいでになっているか。
闌杆のかなたに見える大川だけは、あいかわらずいっさいに無關心にむなしく滔々と流れている。 
<End Formatted Translation>